ヤヴァイ。あと10分でホテルに着かなくちゃ。焦る僕に絶望的
な文字が目に入る。
駅まで徒歩10分
駅まで徒歩10分
駅まで徒歩10分
やばい、考えてる暇なんか無い!とにかく速く走らなくては!とにかく僕は走り出した。
あの時の僕は凄く迅かった。傍から見れば遅いが、僕の中ではどのくらい速かったかというと、ティム・モンゴメリーどころか、メロスすらも比ではないというほどだった。そんな僕に更なる悲劇が襲い掛かる。
迷子
そう、見知らぬ土地で迷子になってしまったのだ。迷子になったのだからもう地図なんて必要無い。そう考えた僕は地図を棄て、街行くひとに場所を訊き、なんとか辿りついたのだった。
入ると、僕の兄と新郎の兄と司会者が神妙な顔をしてなにやら話している。何を話しているんだろう?きっと重要な話に違いない。「ごめん、遅れた」僕がそう言うと、兄と新郎の兄は僕の所へやってきて、安堵の表情を浮かべた。
新郎の兄「まぁ。間に合ってよかった。お前に超重要な話があるんだ。俺らの死活問題なんだ」
僕「う、うん。で、その話って?」
新郎の兄「あぁ・・・・・。実はな・・・・・・・・・・・・」
しばらくの間で、僕の緊張はピークを迎える。
新郎の兄「ドラクエ2の話なんだが・・・・・」
僕「は、はぁ??重要な話は??」
新郎の兄「何言ってんだよ、ドラクエは超重要だろ?」
兄「ホント超重要だよー。でさーーやまびこの笛見つかんなくてさー、ちょっとやってくんねー?」
僕「・・・・。個人的な用って、それ?」
新郎の兄&兄「うん」
えーーーと、その、結婚式というめでたい日なんですけど、こいつらぶっとばしていいですか?という自分への問いに僕は速やかに返答した。
「殺れ」と
つづく。気が向けば
ちなみにやまびこの笛見つけました。
な文字が目に入る。
駅まで徒歩10分
駅まで徒歩10分
駅まで徒歩10分
やばい、考えてる暇なんか無い!とにかく速く走らなくては!とにかく僕は走り出した。
あの時の僕は凄く迅かった。傍から見れば遅いが、僕の中ではどのくらい速かったかというと、ティム・モンゴメリーどころか、メロスすらも比ではないというほどだった。そんな僕に更なる悲劇が襲い掛かる。
迷子
そう、見知らぬ土地で迷子になってしまったのだ。迷子になったのだからもう地図なんて必要無い。そう考えた僕は地図を棄て、街行くひとに場所を訊き、なんとか辿りついたのだった。
入ると、僕の兄と新郎の兄と司会者が神妙な顔をしてなにやら話している。何を話しているんだろう?きっと重要な話に違いない。「ごめん、遅れた」僕がそう言うと、兄と新郎の兄は僕の所へやってきて、安堵の表情を浮かべた。
新郎の兄「まぁ。間に合ってよかった。お前に超重要な話があるんだ。俺らの死活問題なんだ」
僕「う、うん。で、その話って?」
新郎の兄「あぁ・・・・・。実はな・・・・・・・・・・・・」
しばらくの間で、僕の緊張はピークを迎える。
新郎の兄「ドラクエ2の話なんだが・・・・・」
僕「は、はぁ??重要な話は??」
新郎の兄「何言ってんだよ、ドラクエは超重要だろ?」
兄「ホント超重要だよー。でさーーやまびこの笛見つかんなくてさー、ちょっとやってくんねー?」
僕「・・・・。個人的な用って、それ?」
新郎の兄&兄「うん」
えーーーと、その、結婚式というめでたい日なんですけど、こいつらぶっとばしていいですか?という自分への問いに僕は速やかに返答した。
「殺れ」と
つづく。気が向けば
ちなみにやまびこの笛見つけました。
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